紅海 ダイビング:おすすめスポット、時期、費用

エジプトの紅海 ダイビングの実際:ダハブからマルサアラムまでのスポット、クルーズ、シーズンや水温、ライセンス取得、1日の費用目安。

1分で読めます情報の確認日:2026年9月26日

要点

エジプトのダイビングは紅海沿岸全域で楽しめますが、拠点となるのはシナイ半島のシャルムエルシェイクやダハブ、本土側のハルガダ、サファガ、マルサアラムです。シナイ半島側ではラスモハメッドやティラン海峡、ティステルゴーム号の沈没船が主なポイントになっています。南部エリア(ザ・ブラザーズ、ダイダロス、エルフィンストーン)へはクルーズ船(ライブアボード)利用が一般的です。ダイビングは年間を通じて可能で、最も海が穏やかで透明度の高い時期は春と秋。初心者からテクニカルまで、各レベルの講習も受けられます。

エジプトの紅海は地形の恩恵を受けたダイビングスポットです。海水は温かく、岸近くからすぐ深くなり、川がほとんど流れ込まないため水の濁りも少なく、ビーチから短い距離でリーフが始まっています。視界は通常20〜30メートル、サンゴも浅い場所でシュノーケリングしやすく、沿岸部にはダイビングサイトが多数あるため、移動しながら何日も楽しむこともできます。

また、体制も整っています。エジプトでは1970年代からレジャーダイビングが行われ、ライセンス機関やダイビングセンターが沿岸部の至る所にあり、初心者でも安心して潜れますし、経験者も計画次第で満足できる環境です。

主なダイビングスポット

紅海岸は大きく3エリア。シナイ半島側では、シャルムエルシェイクが代表的なボートダイビングの拠点です。南端のラスモハメッド、ティラン海峡のリーフ、戦時中の物資船ティステルゴーム号の沈船(今も積荷が残る)などがあります。ダハブはさらに北に位置し、ビーチ道路の突端からエントリーできるリーフ群、キャニオンや有名なブルーホールなど、国で最も穏やかに講習を受けられる街です。

本土側では、ハルガダが最大規模でナイル川方面からもアクセスが容易。ギフトゥン諸島やすぐ近くのリーフへ短時間のボート移動で行けます。その南のサファガやマルサアラムは沖合い海洋保護区(ブラザーズ、ダイダロス、エルフィンストーン)への玄関口で、クルーズ船が数多く発着し、南方の湾ではジュゴンやイルカが見られます。

マルサアラムは最も静かな拠点で、長大な南部リーフ群にも近接しています。エルフィンストーンの壁は岸からすぐで、そこにはサンゴ礁やリーフシャークが生息。さらに南側の湾ではジュゴンの餌場となる藻場やイルカ出現スポットも点在します。さらに遠くのフューリーショールズやセントジョンズ沖はほぼライブアボード専用エリアで、冬は南下し、夏は北の沈船・リーフへとクルーズ船が運航します。

いつ行くか

ダイビングは1年中できますが、時期によって特徴が異なります。海が最も透明なのは春と秋、最も水温が高いのは晩夏、最も安く空いているのは南部の暑さが厳しい盛夏です。紅海北部の冬は想像より水温が下がり、ラッシュガードではなくしっかりしたウエットスーツが必要になるため、クルーズ船は冬の間は南部エリアに拠点を移します。

講習の流れとスキルアップ

オープンウォーター講習は3~4日間、浅場からスタートし、修了後は世界中のバディと18メートルまで潜れる資格がもらえます。ほぼすべてのリゾートで複数のダイビングスクールが営業しており、価格競争で講習料金が抑えられる上、指導内容も比較検討しやすいです。ダハブやハルガダのビーチエントリーは学びやすくおすすめです。

以降は、より深いポイントと沈船へ挑戦するアドバンス講習、気に入った分野へのスペシャリティ、さらに深い壁やブルーホール・アーチなどに行きたければテクニカル講習と進みます。特に最後のステップは難易度が上がり、見た目だけで挑戦せず、必ず事前に専門コースで訓練を受けてから臨むようおすすめします。

費用の目安と含まれないもの

エジプトでのダイビングはヨーロッパに比べて手頃なため、多くの人が講習やライセンス取得を目的に訪れます。1日料金には通常、ボート・ガイド・タンク・ウエイト・軽食や飲み物が含まれますが、器材レンタル、海洋公園料金、ナイトロックス、スタッフへのチップは別途で、これら追加費用を忘れがちです。ライブアボードは費用が一桁高いですが、1週間分のほぼすべて(船の燃料も含む)がセットになっています。

予約前に含まれるサービスや船に酸素・救急キットがあるか、保険の条件も必ず確認しましょう。旅行用保険は一定水深以上のダイビングを除外している場合が多く、減圧症事故は旅行中で最大の出費となり得ます。

大切なルール

リーフが大切な資産です。海洋保護区内では厳格に保護されており、ひと蹴りや手をついただけで数十年分のサンゴが壊れます。浮力コントロールは必ず習得し、リーフを傷めない日焼け止めを使ってください。その他にも、自身の認定範囲で潜ること、必ずセイフティストップを行うこと、ダイビング後24時間は飛行機に乗らないこと、水分補給、そして日差し対策もしっかり取ってください。

ダイビング目的でエジプトを再訪する人は多く、紅海はさらに何度も足を運ぶ理由となります。まずは足元から始まるリーフで講習を受け、その後沈船やウォールに挑み、さらに深いスポットは経験を積んでから目指すのがおすすめです。

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