まず、そのレンタルが本当にモロッコに対応しているか確認する
ポケットWi-Fiレンタルの多くは「ヨーロッパ」または「ヨーロッパ・北アフリカ」パッケージとして販売されており、旅程が静かに崩れるのはこの対象国リストの部分です。支払う前に、提供元のカバレッジページを開き、地域名ではなくモロッコという国名を探してください。「ヨーロッパ」のみと書かれている場合は、提供元が書面で確認するまでモロッコは非対応と考えましょう。
同じページで確認すべき点がもう2つあります。
- 受け取りと返却の場所。 空港カウンター、ホテルへの宅配、英国からの郵送返却など。それぞれ時間や手数料がかかります。
- 保証金と破損時の条件。 カードの与信枠確保は一般的ですが、金額と解除までの期間はさまざまです。
レンタルがモロッコに対応していれば、以下の比較は価値があります。対応していなければ、答えはすでに出ています。
1日あたりの料金ではなく、旅程の総額で比較する
この判断で最も役に立たない数字が1日あたりの料金です。正確な日程の総額を、会計時に初めて出てくるものも含めて計算しましょう。
| 費用項目 | ポケットWi-Fiレンタル | 旅行者ごとのeSIM |
|---|---|---|
| 機器またはプランの費用 | 1日料金 × 旅行日数 | 1台につき1プラン |
| 配送 | 往復とも有料のことが多い | なし |
| 保証金 | 確保され、後日解除 | なし |
| 保険・免責 | 追加されることがある | 該当なし |
| 返却費用 | 郵送費または空港への再立ち寄り | なし |
| 延滞・破損料金 | 発生する可能性あり | なし |
| 2人目用の2台目 | もう1台レンタル、またはなし | それぞれ1プラン |
レンタルの会計ページとモロッコeSIMプランの実際の数字を当てはめて、2つの総額を比べましょう。配送・保証金・返却の分を数えると、レンタルは1日あたりでは安く見えても、旅程全体ではそれほど安くなくなります。
バッテリー、別行動、テザリング
この3点が、価格以上に多くの旅程を左右します。
バッテリー。 ポケットWi-Fiは毎晩充電する機器が1つ増え、しかも全員が依存する機器です。夕食時に切れてしまえば、グループ全員がオフラインになります。スマホのeSIMは、もともと充電していたバッテリーを使うだけです。
別行動。 グループにとってこれが最大のポイントです。ホットスポットは数メートル以内の人しか使えません。1人がリヤドに戻る、別のスークの角を曲がる、他の人がメディナへ向かう間プールに残る——その瞬間、ルーターを持っている人がインターネットを持って行ってしまいます。1人1台eSIMなら、地図・メッセージ・タクシーのために全員がつながったままです。
テザリング。 共有したい場合は、まずプラン条件を確認してください。ホットスポット利用は前提ではなくプランの条件なので、思い込まずに検討中のプランの製品情報を読みましょう。スマホ側の仕組みは2枚のSIMでWhatsAppとeSIMとはで解説しています。
2人または4人向けの構成を選ぶ
| グループ | おすすめの構成 | 理由 |
|---|---|---|
| 2人、ほぼ1日中一緒 | それぞれ1台eSIM | 両方のスマホを使える最も安い方法。持ち歩く機器なし |
| 2人、よく別行動する | それぞれ1台eSIM | 決め手は価格ではなく別行動 |
| 4人家族、スマホ2台 | eSIM 2つ、条件が許せば1台でホットスポット | Wi-Fi専用タブレットの子どもも親の近くでつながる |
| 大人4人、スマホ4台 | eSIM 4つ | 独立した4回線、単一障害点なし |
| 1世帯、常に一緒、Wi-Fi専用機器が複数 | ポケットWi-Fiが向くことも | レンタルの唯一の利点:多数の機器に1回線 |
大人4人なら計算が答えを出してくれます。小さなモロッコプラン4つは予測しやすく、ルーターを持ち歩く係を決める必要もありません。
予備手段を用意する
どちらを選んでも、単一障害点を抱えたまま出発しないようにしましょう。
- 出発前にインストール。 eSIMは自宅のWi-Fiでインストールし、到着時にオンにするだけなので、空港で買うものはありません。
- レンタルするならルーターの選択肢も残す:提供元のサポート番号と予約番号をオフラインで保存しておきましょう。
- 自分のスマホが何に対応しているか知る。 購入前にスマホ対応ページを確認してください。
- 問題が起きたら、ヘルプセンターでインストール、アクティベーション、トラブルシューティングを確認できます。注文メールをなくした場合はそこからサポートに連絡してください。注文リンクはメールで届き、公開の照会ページはありません。
- 自宅のSIMを予備として残すなら、自分の回線のローミング条件を確認。 モロッコはEUローミング対象外なので、「ヨーロッパ」を含む英国やEUのプランでも自国扱いにはなりません。
旅程がモロッコ以外にも続く場合は、モロッコ・エジプト・南アフリカを1つのeSIMでで、地域プランが向く場合を説明しています。モロッコだけの旅行なら、現地プランのほうがシンプルです。
まとめ
少しでも別行動する可能性がある2人以上の旅行者は、スマホごとにeSIMを買いましょう。配送・保証金・返却・バッテリーが旅程から消え、すべての旅行者が独立してつながれます。ポケットWi-Fiを借りるのは、常に一緒に行動する1グループで、Wi-Fi専用機器を複数同時につなぐ必要がある場合だけにし、しかもレンタルがモロッコを国名でカバーしていると確認できた後にしましょう。
