エジプトは世界で最も古くから観光客を受け入れてきた国のひとつで、その中で旅行者に必要なことや気づかれずに支払われやすい費用が洗練されてきました。事前の準備次第で、エジプト旅行は快適にもなり、余計な出費が重なることもあります。
ビザ:最初に確認したい理由
多くの訪問者はビザが必要です。エジプトには公式e-ビザポータルがあり、多くの国籍で到着時ビザも取得できます。現地での手続きは想像より速くはあるものの、長旅のあとには遅く感じることもあります。
ルールは所有するパスポートによって異なるため、信頼性が高いのはご自身の政府の海外安全情報と公式ポータルのみです。早めの申請をおすすめします。出発後に届いたビザは使えません。
この機会に、地域別情報も流し読みせずしっかり確認してください。エジプトは広大な国で、一部の地域にはカイロやルクソール、紅海沿岸部と異なる制限がかかっていることがあります。
水・食事と到着1週間目の注意
エジプトで最も多い旅行時のトラブルは事前の対策で防げます。飲み水はペットボトルを使い、敏感な方は歯磨きにも使用してください。屋台の氷はリスクがあり、水道水で洗ったサラダもお腹を壊す原因です。
現地で賑わっている店、回転の良い場所の火の通った料理は比較的安全です。混んでいることは新鮮さの指標になります。カイロの屋台料理は美味しくおすすめですが、火を通していないものや洗っただけの食材がリスクになります。
経口補水パウダーは出発前に持参してください。かさばらず、いざ必要な時に現地で見つけにくいため、体調不良時にも役立ちます。
チップ文化と上手な付き合い方
バクシーシュ(チップ)はエジプトの日常生活に組み込まれています。ドアを開ける、車を見てくれる、タオルや情報を手渡す等で数ポンド程度がやりとりされます。サービスの質への報酬ではなく、小さなサービスの対価と考えてください。
実用的には、予算の項目として考えておくと良いです。小額紙幣やコインを分けておき、よくあるサービスごとの金額を事前に決めておけば、気を使わずに済みます。レストランは10%程度、ガイドやドライバーには1日の終わりなどに渡すのが一般的です。
服装・写真・細かなルール
肩と膝が隠れる軽くてゆったりとした服装で、ほぼどこでも快適に過ごせます。女性が頭を覆う必要はありません。ビーチリゾート内ではカジュアルな服装も許容されていますが、同じ短パンでもカイロの市場では浮いてしまいます。
遺跡などの観光地は撮影可能な場所が多く、別途カメラ料金が必要なこともあります。例外も重要で、軍事施設や橋、空港、警察の撮影は禁止されており実際に取り締まられています。人を撮影する時は許可をもらい、チップを求められる場合もあります。
お金と支払いのコツ
外貨両替は現地到着後に行う方がレートが有利です。エジプトポンドの動きに詳しい解説がありますので、現地の財布が厚くなる理由もそちらで確認できます。
最も重要なのは、サービス前に値段を確認して合意する習慣です。ホテルや博物館、料金表があるものは表示通りですが、タクシーやガイド、市場の屋台は最初の価格提示が礼儀です。料金の話は先に、後からの交渉は避けてください。
滞在拠点の選び方
ひとつ注意したいのは移動距離です。カイロ〜ルクソールは長距離ドライブですが、国内線なら短時間で、料金も利用しやすい範囲です。ナイル流域は直線に街が並ぶためクルーズや列車が移動に便利です。紅海方面はカイロ数日と組み合わせる人も多い別旅程です。
現地への行き方と移動方法
カイロ行きと紅海リゾート行きのフライトが主な玄関口となり、到着地の選択が旅全体の形を大きく左右します。カイロはピラミッドやエジプト博物館が近く、ナイル流域も国内線で移動しやすいです。フルガダやシャルム・エル・シェイクはリゾート滞在が中心で、遺跡巡りには現地から短距離の国内線や陸路でアクセスします。
国内移動では国内線が便利で利用価値があります。カイロ〜ルクソールは飛行機で約1時間かかり、長時間の陸路移動を避けられます。カイロ〜ルクソール/アスワン間の寝台列車も人気があり、希望する場合は早めの予約がおすすめです。ナイル沿い都市間の陸路は時間がかかるため、多くの人は飛行機または列車を使います。
市内移動はライドシェアアプリ(配車アプリ)がカイロやアレクサンドリアで利用でき、事前交渉なしで利用できる便利さがあります。小さな町では対応が難しいこともあるため、再び乗車前の交渉が必要になる場合があります。
出発前の準備
通信準備は旅前に済ませるのがおすすめです。エジプトのeSIMではデータ通信について解説していますし、現地SIMの料金も到着後に買う場合の参考になります。各種充電器のプラグ型式の確認も短時間でできます。